永遠に・・・
「うぐぐっ、なんてこった…」
仕事で山奥を運転していたら、突如現れた対向車と激突。
相手の車からはまるで声が聞こえない、たぶん即死だろう。
そういう自分も足を挟まれて動けなくなっているのだが。
出血も酷いしこのままでは長くないかもしれない。
「おれも、ここまでか…」
人の気配はない。助けを呼ぶこともできないのだ。
「ワン、ワン」
僕が絶望しかけた時、どこかからか犬の鳴き声が聞こえてきた。
よく見たら、僕の飼い犬のクロではないか。
友人から永遠に生きる伝説があると聞かされ譲ってもらった。
死んだときの友人の反応を見たいがために冗談半分で飼うことにしたのだが、今では最高の愛犬となっていた。
「キャン、キャン」
「お前、どうやってこんなところまで…?」
クロが僕の顔を嬉しそうになめる。
「あははっ、くすぐったいなぁ」
「キャンキャンキャン」
「ははっ、でも最後にお前と会えてよかったよ」
「キャ…」
突如、クロが苦しそうに横たわってしまった。
よく見ると怪我をしているじゃないか。
「おい、クロどうしたんだ!! おい!!」
僕は自分の痛みも忘れて必死に叫んだ。
クロは今にでも死にそうに息を荒くしている。
「誰かクロを助けてくれぇ」
その時、人の声が近づいてくるような気がした。
× × ×
僕はクロが誘導してきてくれた人たちによって助けられた。
でも、クロは助からなかった。
人を呼ぶ途中で事故にあってしまい、それを耐えて走り続けたのが原因らしい。
クロはこの偉業を称えられ、銅像となった。
彼は僕と人々の心に永遠に生き続けるだろう。
仕事で山奥を運転していたら、突如現れた対向車と激突。
相手の車からはまるで声が聞こえない、たぶん即死だろう。
そういう自分も足を挟まれて動けなくなっているのだが。
出血も酷いしこのままでは長くないかもしれない。
「おれも、ここまでか…」
人の気配はない。助けを呼ぶこともできないのだ。
「ワン、ワン」
僕が絶望しかけた時、どこかからか犬の鳴き声が聞こえてきた。
よく見たら、僕の飼い犬のクロではないか。
友人から永遠に生きる伝説があると聞かされ譲ってもらった。
死んだときの友人の反応を見たいがために冗談半分で飼うことにしたのだが、今では最高の愛犬となっていた。
「キャン、キャン」
「お前、どうやってこんなところまで…?」
クロが僕の顔を嬉しそうになめる。
「あははっ、くすぐったいなぁ」
「キャンキャンキャン」
「ははっ、でも最後にお前と会えてよかったよ」
「キャ…」
突如、クロが苦しそうに横たわってしまった。
よく見ると怪我をしているじゃないか。
「おい、クロどうしたんだ!! おい!!」
僕は自分の痛みも忘れて必死に叫んだ。
クロは今にでも死にそうに息を荒くしている。
「誰かクロを助けてくれぇ」
その時、人の声が近づいてくるような気がした。
× × ×
僕はクロが誘導してきてくれた人たちによって助けられた。
でも、クロは助からなかった。
人を呼ぶ途中で事故にあってしまい、それを耐えて走り続けたのが原因らしい。
クロはこの偉業を称えられ、銅像となった。
彼は僕と人々の心に永遠に生き続けるだろう。